1、 かつて日本は美しい国であった。アインシュタインが1922年に日本に来た時「日本人は、これまで知り合ったどの国の人より上辺だけでなく、すべての物事に対して物静かで控えめで、知的で芸術好きで思いやりがあって非常に感じが良い人たちです」「新渡戸稲造人間学」岬龍一郎、大正時代は、「自分を磨く」修養・修身。人が人として保たれなければならない道徳や躾が、家庭や学校でなされていたが、戦後GHQによって、修身教育が排除されてしまい。
無料体験はこちら
江戸時代まで武士や町人の間で学ばれていた論語教育がなくなり、かつて吉田松陰や西郷隆盛など偉人たちが学んでいた倫理観は戦後とともになくなり、アメリカ的物質主義に偏重し、以前はあった道徳教育もなくなり、それとともに宗教観もない日本人には心の教育をする場所も機会もなくなってしまった。
今の教育には新しく倫理観を指導することはできないように思う。岬先生は著書「人間学」の中で、本来教育とは「知育」「体育」「徳育」だといわれている。知識は頭脳の問題だが、道徳は心と実践の問題である。知っているだけで実践しなければ意味がないという言葉もあるように修養は日々に行動の中でやらなければならない事柄なのである。挨拶をきちんとするとか、整理整頓をするとか、時間を守るとかから始まって、他人を思い、社会を考えどうすれば立派な人間になるかを問うことが人間学であるといっています。