語根 aud, ed, ey「聞く」
バディ語 audition「オーディション」
audition=aud(聞く)+tion(名詞)で、参加者の声・演技・演奏を聞いて審査すること。
audio「オーディオ」という方が、早いかもしれない。オーディオ機器といえば、昔はステレオ今はMP3ですか。
今回のターゲット語は、audible「聞こえる」・audience「聴衆」・auditorium「講堂」・obey「従う」である。obey以外は、見たままなのですぐに単語を類推することができるでしょうが、obeyはつづりが全く異なるのでグループには入れにくいです。
ターゲット語 audible「聞こえる・聞き取れる」
audible=aud(聞く・聞こえる)+ible(できる・形容詞)から「聞き取れる・聞こえる」となる。
ターゲット語 audience「聴衆」
audience=aud(聞く・聞こえる)+ence(名詞)で、コンサートなどで目や耳を傾けている人々のこと。
ターゲット語 auditorium「講堂」
auditorium=aud(聞く・聞こえる)+itorium(場所を表す名詞)聴衆が聞く場所。
aud(聞く・聞こえる)の語根では、obey「従う」という単語があるが、この文字からaudの文字を想像することができないので、単語帳には一緒のグループに入れてないものが多いです。
ターゲット語 obey「従う」
obey=ob(~へ)+ey(聞く)で、人の言うことを聞いて「従う」とあります。ただ、これではほかの単語と結びつきにくいですが、obedient「従順な」という形容詞から、ひも解くとobedient=ob(~へ)+ed(仏audire聞く)+ent(形容詞)となるらしい。ed=audも結び付きにくいが、ob+audが音韻変化してかなり音が脱落したのでしょう。「オブ・オード」オーが取れて「オボード」→「オベディエント」 bedient「従順な」となるのかな。
今回は、語源暗記の難しさに触れる内容でしたが、語源だけに頼るには無理も出てきます。大事なのは、接頭辞と接尾辞の基本的な知識を身に着け、語根をできるだけ覚えた後は自分でアレンジして暗記することが重要です。
obeyの派生語
obedient「従順な」(形容詞) obedience「従順」(名詞) disobey「従わない」(動詞)
disobedient(不服従な)(形容詞)
一つ単語を覚えたら、必ず派生語も併せて暗記しましょう。
注意 語源については、根拠に基づいてはいますが、主観的な脚色はお許しください。あくまで、単語を暗記することが目的です。