何のための英語教育改革か、英語落ちこぼれ生産教育

教科書改訂初年度にみられる現状

私は、ILE池田塾で35年英語教育に携わってきましたが、教科書の改訂には、ある程度準備して予測もしていましたが、5年ぶりに改

定したテキストを手にして愕然としました、中1のテキストのUnit1から、昨年の教科書レベルで言うと2学期レベルからいきなり始まっ

ているのです。つまり、昨年の教科書であれば、1学期の間にゆっくり勉強していた内容を、小学校で習っていることを前提に構成され

ているのです。

(小学校で習っていることを前提にしている項目)

l  1Be 動詞

l  This is, that is, He is She is I am You are と其疑問文・否定文

l  2、一般動詞とその疑問文・否定文

l  3、助動詞can

l  4、疑問詞を使った疑問文

l  5、want toなど英会話で使える特別表現

これがいかに生徒たちに負荷を与えるか想像が筒でしょうか?

英語の始動は「話す・読む・聞く・書く」の4技能教育といわれますが、小学校では実際にお所、菊・話す・遊ぶしかしていないのが実情です、実際今年登熟に入塾してきた生徒に聞いても、何一つ小学校で習っていないということです。フォニックスも指導せず、言葉をただオーラルプラクティスで口真似するだけで、身につくはずがありません。小学生のうちから公文やECCなどである程度書く練習に親しんでいる生徒は別にしてこの教科書では大変なことになるでしょう。つまり、昨年まではえいごのべんきょうはちゅう1から始まっていたので落ちこぼれる生徒は中2生からでしたが、これからは中学入学時から落ちこぼれることを意味します。以前私は「池田塾では落ちこぼれゼロ」という記事を書きましたが、これまでの英語落ちこぼれの原因は、英語が読めないことが最大原因でしたが、これからはそれに加えて、英語の文法で落ちこぼれる生徒も多数出てくることを意味しています。

池田塾では、イーラーニングを取り入れた指導をしているのでこの夏休みの間にこれらの文法事項を自宅で勉強できるので、そのギャップを早めに埋めることができますが、すでに英語についていけなくなった生徒さんはどうするのでしょう、

2、現状を打開するためにはどうするか

この状態を改善するには小学校の英語指導を根本的に変える必要がありますが、フォニックスの指導ができる先生がいないので、

当分英語ができなくなる生徒さんが増えることはとめられそうにありません。日本の英語教育の改革は何のために行われたのか、

英語で発信する能力にこだわるあまり根本的なことを置き去りにしているとしか思えません。小学校でフォニックスの徹底指導を行う

以外日本の英語教育を救う手段はありません。せめて学習塾だけでもフォニックスの指導を始めてはどうでしょうか。このままでは、

英語による発信能力どころか英語嫌いを量産するだけに終わります、結果的に日本人の英語力は以前より悪くなることが予想され

ます、私は断言します、日本の英語教育にはフォニックスが不可欠です

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